沿革
鳴海城は山口教継の寝返りによって今川氏の配下となります。
織田信長はこれに対抗すべく、鳴海城を取り囲むように丹下砦、善照寺砦、中島砦、の三砦を築き、さらに大高城との連絡を絶つべく、大高側に丸根砦、鷲津砦を築きました。
丹下砦には水野帯刀(忠広)、山口海老丞(広憲、守孝)が配置されました。砦の建築は孤立した前線基地へ敵勢をおびき寄せる目的もありました。
丹下砦には鳴海城の北方、15世紀後半まで集落があった土地の古屋敷が利用されました。
砦は東西約64メートル、南北約50メートルと、東西46メートル、南北50メートルの2つの曲輪を中心に、その周囲に一辺100メートルの外構えを巡らしたもので、館型の城郭中心部と、広い外郭の組み合わせでした。
現在では大部分が宅地化され、城址碑も存在しません。
現在の丹下砦
アクセス
住所:〒458-0801愛知県名古屋市鳴海町丹下26
最寄駅:名鉄名古屋本線 鳴海駅
鳴海駅から徒歩15分(鳴海駅から徒歩圏内)
クルマ:駐車場はありません
見学時間:5分
私は鳴海駅から中島砦、丹下砦、鳴海城と一緒に徒歩で向かいました。
鳴海駅 ー徒歩5分→ 中島砦 ー徒歩12分→ 善照寺砦 ー徒歩20分 →丹下砦 ー徒歩10分→
鳴海城 ー徒歩5分→ 鳴海駅
と徒歩で回りました。
鳴海城と取り囲む砦の位置関係を確認しながら訪問するといいと思います。
(2022年12月訪問)
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