源頼朝・富士川の戦いにゆかりの静岡県富士市・清水町にある史跡をご紹介いたします。
下の地図の赤丸数字の場所をご紹介します。
地図の赤丸数字をクリックするとその場所のサムネイルを表示します。
①横割八幡宮
石橋山の合戦に敗れた頼朝が、再起をかけた富士川の合戦に臨むにあたり戦勝を祈願した神社です。
見事戦いに勝利した頼朝は矢と馬を奉納しました。
見ることはできませんが(拝殿には写真が貼ってあります)、このとき収められた矢が本堂の石棺に保存されているようです。
横割八幡宮の様子を動画でもご覧ください
横割八幡神社:富士市横割2-3-35 (JR富士駅から徒歩10分 駐車場有)
②平家越
1180年、源氏と平氏が富士川を挟んで対峙します(富士川の戦い)。
一斉に飛び出した大量の水鳥の羽音を、源氏軍の攻撃と勘違いした平家軍は逃げ出してしまいます。
平家越のある場所は平家軍が敗走した場所と伝わります。
平家越の様子を動画でもご覧ください。
平家越:富士市新橋町11 (JR吉原駅から約2Km 駐車場なし)
③呼子坂
富士川の合戦の際、源頼朝はこの坂の上に陣を敷き、この坂から呼子で軍勢を集めたと伝わります。
住宅地の中にある坂で、記念碑があるためこの地が呼子坂であることを知ることができます。
呼子坂:富士市宇東西町5-22 (駐車場なし)
④鎧ヶ淵親水公園
富士川の戦いの際、源頼朝が岩場に鎧を置き、身体を洗ったと伝わります。
現在では想像するような淵はなく、水が流れる親水公園となっています。
鎧ヶ淵親水公園:富士市原田字滝川165ー3 (JR吉原駅から岳南電車岳南原田駅下車徒歩15分
駐車場なし)
⑤滝川神社
富士川の戦いの際に、源頼朝はこちらの神社にも戦勝祈願をしています。
1193年富士の巻狩りの際に、黄金の玉を奉納したと伝わります。
黄金玉は約五寸(約15cm)あり、2重の箱に収められていたものの、明治初年の混乱期の紛失してしまいました。
滝川神社:富士市原田字滝川1309 (JR吉原駅から岳南電車比奈駅から徒歩11分 駐車場なし)
⑥対面石八幡神社
富士川の戦いの前か?後か?、諸説ありますが。黄瀬川に陣をしいた頼朝に異母弟・義経が奥州から駆け付け、面会を果たします。
境内には、兄弟が腰を掛けたという「対面石」が残されています。
~~~~~ねじり柿 対面石背後の木 ~~~~~
頼朝が柿を食べようとしたところ、渋柿であったため種をねじって捨てた。
すると、後から出た芽が2本の木に成長し、幹をからませねじりあっていたころから「ねじり柿」と呼ばれるようになったと言われます。
対面石とねじり柿についは下記の動画もご覧ください
対面石八幡宮:駿東郡清水町八幡39 (JR清水駅、沼津駅からバスで15分 駐車場なし)
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